防錆

錆転換剤の効果がないと感じたら|赤錆の残り・浮き錆・油分を点検

錆転換剤RS 500ml ハケ塗りタイプの商品写真

錆転換剤RS 500ml。浮き錆と油分を除去し、薄く塗布する。

錆転換剤を塗った後も赤錆が見えるときは、まず塗る前の下地を振り返ります。浮いた錆を取り除いたか、油分やほこりが残っていないか、濡れた面へ塗っていないかを順番に確認しましょう。

錆転換剤RSのカタログは、浮いた赤錆が残っていると完全に転換しないこと、油分・ほこりを除去して乾燥させることを案内しています。赤錆の見た目だけで塗り重ねず、施工前後の写真と作業条件を照らし合わせます。

赤錆が残るときの再点検表

赤錆の残り方を確認しながら、施工前に必要な下地処理ができていたかを見直します。

観察した状態再点検する下地RSカタログの案内
表面に浮いた錆が残る塗布前に浮き錆を除去したか金ブラシやサンドペーパーなどで除去
錆の周囲に汚れがあるほこりや付着物を除去したかほこりを除去してから塗布
油膜が疑われる表面の油分を落としたか油分を除去
施工面が濡れている塗布前に水分がなく乾燥していたか乾燥させてから塗布
穴や大きな減肉がある板厚や部材の状態に問題がないか転換剤は失われた強度を補う材料ではない

参照:錆転換剤RS 製品情報、錆転換剤RS カタログ

浮いた赤錆を残さない

RSのカタログは、浮いた赤錆が残ると完全に転換しないため、使用前に金ブラシやサンドペーパーなどで取り除くよう案内しています。塗布後に赤錆が目立つ場所は、塗る前に浮き錆が残っていた位置と重なるかを、全体写真と近接写真で確認します。

錆を取り除く作業後には、ほこりを払ってから塗布面を見直します。旧塗膜のきわや折り返し部など、錆面が見えにくい場所は、処理する範囲が分かる写真を残しておくと、施工箇所の見落としを確認しやすくなります。

参照:錆転換剤RS カタログ

油分・ほこり・水分を除去して乾燥させる

RSの使用方法では、塗布前にほこりや油分を除去し、乾燥させます。水分が残る場所や洗浄直後の面は、乾いた状態を確かめてから作業へ進みます。油分や水分を残したままでは、カタログが示す施工前提と異なるため、いったん下地を整え直してください。

塗布前に手で触るだけで面全体が乾いているとは判断できません。濡れや油じみが見える箇所、部品の合わせ目などを照明で確認し、作業前の状態を写真に残します。錆面を覆って見えなくする前に、除去できた範囲を確かめることが大切です。

参照:錆転換剤RS カタログ

施工後も形状上の損傷は別に判断する

錆転換剤RSは赤錆が出た面の下地処理に使う製品です。穴あきや板厚の減少など、金属そのものが失われた状態を塗膜で補修できるとは限りません。部材の状態を点検し、構造上の補修が必要な場合は先にその方法を決めてください。

赤錆が残る範囲を再処理する場合も、錆の上から重ねて隠すのではなく、浮いた部分を除去できる状態か、油分や水分がないかを先に点検します。清掃後の面が乾燥していることを確認してから、製品の薄塗り手順へ進みます。

  • 浮き錆を除去し、錆の残る位置を確認する。
  • ほこりと油分を取り除き、塗布面を乾燥させる。
  • 施工前後の写真で、処理範囲と赤錆が残る場所を照合する。
  • 穴あき、変形、板厚の減少があれば、塗布を続けず補修方法を判断する。

参照:錆転換剤RS 製品情報、錆転換剤RS カタログ

よくある質問

赤錆が残って見えるときは、その上からRSを塗り重ねればよいですか?+
先に浮き錆の除去、油分・ほこり、水分が残っていないかを確認します。カタログは浮いた赤錆を除去し、塗布面を乾燥させてから使用するよう案内しています。
濡れた面にも錆転換剤RSを塗れますか?+
RSの使用方法は、ほこりや油分を除去して乾燥させてから塗布する手順です。濡れた面は乾燥状態を確認してから作業してください。

参考資料

  1. 錆転換剤RS 製品情報

    用途、容器タイプ、基本的な製品情報。

  2. 錆転換剤RS カタログ

    浮き錆・油分・厚塗りの注意、色変化、乾燥と後工程の施工条件。

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