カタログに沿った工程表
RSを塗布してからパテへ進む順番を、施工面に沿って整理します。RSを塗った範囲とパテを使う範囲を作業前に確認し、使用するパテ・2液プライマーサフェーサーの商品名を作業票に記録します。
| 段階 | 作業・確認 | 目安と注意 |
|---|---|---|
| 前処理 | 浮き錆、ほこり、油分を除去し乾燥 | 浮いた赤錆は金ブラシ等で除去 |
| RS塗布 | 薄く塗り、色変化を見て必要なら薄く2度塗り | 厚塗りは柔らかい樹脂状の被膜につながる |
| 乾燥待ち | 通常約2〜3時間後、低温時は約4〜6時間後を目安に乾燥状態を確認 | 時間だけでなく乾燥状態を優先 |
| 下地作り | 不織布研磨材で表面を軽く足付け | 削り過ぎず、表面を整える |
| 中間層 | 2液プライマーサフェーサーを塗布 | パテを直接RSへ重ねない |
| パテ | 2液プライマーサフェーサーの上からパテ処理 | 一部のパテは密着が悪い場合がある |
参照:錆転換剤RS カタログ
待ち時間は特徴欄と使用方法を読み分ける
RSカタログの特徴欄は、RS塗布後約1時間で表面皮膜が乾燥し、RS塗布後約1〜2時間で2液プライマーサフェーサーを塗布した後に塗装できると案内しています。一方、使用方法の塗装・パテ工程は、RS塗布後約2〜3時間後、気温が低い場合は約4〜6時間後に乾燥状態を確認して進める手順です。
パテまでの作業枠は使用方法の約2〜3時間(低温時は約4〜6時間)を目安にし、時間だけでなく乾燥状態を確認します。
参照:錆転換剤RS カタログ
足付けと2液プライマーサフェーサーを省かない
RSカタログは、乾燥後に不織布研磨剤で軽く足付けし、必ず2液プライマーサフェーサーを入れ、その上から塗装またはパテ処理するよう案内しています。RSにパテを直接重ねる順番ではありません。
一部のパテは密着が悪い場合があります。パテを選ぶときは適用下地や乾燥条件を確認し、2液プライマーサフェーサーを含む各材料の施工条件を揃えて工程を組みます。
施工に入る前の確認事項
RSは赤錆の下地処理材です。穴あき、板厚低下、変形など構造上の問題をパテや塗膜で補えるとは限りません。強度に関わる損傷が見つかった場合は、塗装工程を進める前に適切な補修方法を判断してください。
- 浮いた赤錆を除去し、油分・ほこりを落としたか。
- RSを厚く溜めずに薄く塗布したか。
- 施工温度と塗布後の経過時間を記録したか。
- 2液プライマーサフェーサーとパテの商品名を特定し、各製品の施工条件を確認したか。
