海への距離より、塩分に触れた状況を記録する
海岸道路を走った、波しぶきがかかった、海辺に長時間駐車したなど、塩分に触れた状況を記録します。保管場所が屋内か屋外か、洗車設備を利用できるかも合わせておくと、車両ごとの点検相談に役立ちます。
走行した日、下部を洗った日、洗車設備を記録し、塗膜の浮きや変色に気づいたら写真に残します。これらの記録を、販売店や整備工場へ点検を依頼するときに使いましょう。
| 記録する項目 | 記録例 | 次に確認すること |
|---|---|---|
| 塩分に触れた状況 | 海岸道路・波しぶき・海水の飛散 | 取扱書に沿った洗車方法 |
| 保管環境 | 屋内・屋外・海辺での長時間駐車 | 既存の防錆処理や補修履歴 |
| 見えた変化 | 塗膜の浮き、変色、穴、異音 | 写真と整備工場の点検 |
| 洗車の記録 | 実施日と下部洗浄の有無 | 続けやすい設備・手入れ方法 |
走行後の洗車は車両ごとの指定に合わせる
海水や塩分が付いた後の洗車方法を取扱書で確認し、下部洗浄設備の対象車両・操作方法に合わせます。車種の注意事項が見当たらない場合は販売店へ、設備の使い方が分からない場合は洗車施設へ確認してください。
高圧洗浄機を使う場合は、取扱書に示された注意部位と洗車場の使い方を確認します。エンジンルームへ水をかけない、開閉部から水を入れないなどの指定があれば守ります。車体の下に潜って作業したり、手が届かない隙間へ無理に噴射したりしないでください。
参照:三菱自動車FAQ|海岸や雪道走行後のお手入れ、Honda SHUTTLE HYBRID 取扱書|車外の清掃(327ページ)
日常点検では同じ場所の変化を追う
安全に見える範囲で、タイヤ周辺や車体の端にある塗膜の剥がれ、膨らみ、部品のずれを確認します。撮影できる範囲は同じ位置から写真を残し、日付と走行環境を添えます。見えない面を確かめるために車体下へ入らず、工場のリフト点検を利用します。
外観上の錆が見えても、写真だけで腐食の深さや部品の強度は判断できません。穴、割れ、異音、擦れがある場合は、次の洗車を待たず整備工場に相談し、必要な修理や部品交換の有無を確認します。
保証・既存被膜は自分の車の書類で確かめる
錆に関する保証は、メーカーや車種、対象部位、取扱書に沿った手入れなどの条件で異なります。あるメーカーのボディ塗装・外板の穴あき錆の説明を、他社や下回り部品の保証へ当てはめることはできません。新車保証書や販売店から受け取った条件を確認し、不明点は購入先やメーカー窓口へ尋ねます。
過去の塗装・防錆施工がある場合は、施工した部位、時期、材料や作業記録が分かるかを確認します。追加処理を考える際も、古い被膜の状態や車両側の指定を整備工場に点検してもらい、製品の適合条件は材料メーカーへ照会します。
手入れと点検を無理なく続ける
洗車設備へのアクセス、普段の駐車場所、海辺へ行く頻度を踏まえて、塩分に触れた後に利用できる洗車方法を決めておきます。記録には洗車日、下部洗浄を行ったか、目に見える変化があったかを残すと、販売店や整備工場へ状況を説明しやすくなります。
本記事の記録表は編集上の提案であり、保証条件や整備基準ではありません。点検で腐食や損傷が見つかったら、塗って見えなくする前に補修方法を専門家へ相談してください。