接着剤

シーラーと構造用接着剤は代用できる?継ぎ目の密封と接合を分ける

A-SMP 8700シームシーラーの商品写真

パネルやフロアなどの継ぎ目シールに使うA-SMP 8700。

シーラーと構造用接着剤は、どちらも継ぎ目に使うことがありますが役割は同じではありません。A-SMP 8700は継ぎ目をシールする材料、EP 5075SB DCは車両パネル接着などの補修用途を持つ2液型接着剤です。

「隙間を埋めたい」のか「パネルを接合する」のかを、車両メーカーの補修要領と照合して材料を選びます。

修理目的を先に分ける

材料選びは「強そう」「硬そう」といった印象ではなく、補修指示が求める機能から始めます。継ぎ目への水や埃の侵入を抑えるシールと、パネルを接合する補修は用途と工程が異なります。

補修目的候補の考え方確認事項
継ぎ目をシールするA-SMP 8700など用途記載のシーラー施工部位、下地、色、上塗り条件
パネルを接合するEP 5075SB DCなど補修要領で指定された接着剤車両指示、材質、溶接併用の有無、専用部材
目的が資料で判断できない材料選びを保留して補修要領を確認車種・部位・接合構造・指定工程

参照:A-SMP 8700 製品情報、EP 5075SB DC 製品情報

製品説明から確認できる違い

A-SMP 8700はドア、パネル、フロア、フェンダー部の継ぎ目シール用で290ml。EP 5075SB DCは198mlの2液型パネル用接着剤で、構造補修やスポット溶接併用工程が商品情報に記載されています。車両指定に沿って役割を選び、EPの使用で指定溶接を省略しないでください。

参照:A-SMP 8700 製品情報、EP 5075SB DC 製品情報

発注前に補修要領と部材を照合する

構造部位の補修では車両メーカーの補修要領から、対象部位、基材、接合方法、併用する溶接工程を確認します。接合部が隠れる前に使用材料と必要な機能を作業票へ残してください。

EP 5075SB DCを手配するときは、接着剤に加えて対応する2液用ガンと混合ノズルを確認します。A-SMP 8700は色と上塗り予定も記録します。

  • 車種、補修部位、対象パネルと材質
  • シール補修か、接着を伴うパネル補修か
  • スポット溶接など併用工程の指定
  • 接着剤・ガン・ノズル・下地処理材の品番

参照:A-SMP 8700 製品情報、EP 5075SB DC 製品情報

役割別の手配表

補修部位名だけで材料を選ばず、目的、車両側の工程、材料資料の三つを揃えます。用途と補修指示が一致する材料・部材を手配してください。

必要な役割手配候補照合する根拠
継ぎ目のシールA-SMP 8700シーラー用途、施工面、塗装工程
パネル接合・構造補修EP 5075SB DC車両補修要領、材質、スポット溶接併用指示
接合方法が不明製品を決めず補修要領を入手車種・部位・指定材料・専用部材

参照:A-SMP 8700 製品情報、EP 5075SB DC 製品情報

よくある質問

シーラーでパネルを接着できますか?+
A-SMP 8700の商品情報は継ぎ目シール用途です。構造接合の代用とせず、車両補修要領に指定された接合材料と工程を確認してください。
EP 5075SB DCなら溶接は不要ですか?+
商品情報にはスポット溶接併用が必要な補修工程が記載されています。溶接を省略できるとは解釈せず、車両メーカーの指定に従ってください。
2液カートリッジとガンは容量で選べますか?+
容量だけで適合を判断できません。指定ガン、混合ノズル、取付部材を製品資料と補修要領で確認します。

参考資料

  1. A-SMP 8700 製品情報

    継ぎ目シーラーの用途と仕様。

  2. EP 5075SB DC 製品情報

    2液型パネル接着剤の用途・容量と併用工程。

この記事で扱う製品

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