塗布時と使用後の姿勢を比べる
塗布中に正立させる指定と、使用後の空吹きで逆さにする指定は目的が異なります。
| 製品 | 塗布時の缶姿勢 | 使用後の手順 | 時間・終点 |
|---|---|---|---|
| 錆転換剤RSスプレー | 正立。横・逆さではガスが多く出る | 正立で放置して液とガスを分離した後、逆さにして空吹き | 約1分正立、逆さで約2秒 |
| ジンクスプレー | 必ず正立 | 逆さにして空吹き | ガスが出るまで |
| 耐熱防錆スプレー ブラック | 必ず正立 | 逆さにしてノズルを空吹き | 時間指定なし |
塗布前の準備も製品別に行う
RSスプレーは缶を振って撹拌し、初回は少し捨て打ちしてから約20cm離して薄く吹き付けます。ジンクは約2〜3分振り、撹拌ボールの音がしてからさらに1分振る注意があり、25〜30cm離して施工します。耐熱ブラックは約1分振り、20〜30cm離して薄く2度吹きします。
いずれも塗布面の錆・油分・ほこりを落としてから使い、製品ごとの距離や攪拌時間を他の缶へ流用しないようにします。RSはスプレー時に横や逆さにするとガスが多く出るため、塗布中の姿勢を守ります。
噴射する角度が取りにくい場合でも、缶を横倒し・逆さにして塗布する方法へ置き換えないでください。RSのカタログは横や逆さでガスが多く出ると説明し、ジンクと耐熱ブラックも正立噴射を案内しています。
使用後の空吹きは順番を守る
RSスプレーは使用後に約1分正立させ、液とガスが分離してから缶を逆さにし、約2秒空吹きします。ここがジンクの手順と異なる点です。ジンクは使用後に逆さにしてガスが出るまで空吹きするよう案内されています。
耐熱ブラックも使用後は缶を逆さにし、ノズルの詰まりを防ぐために空吹きします。RSの約2秒という時間をジンクや耐熱ブラックに当てはめず、それぞれのカタログの終点に従ってください。
空吹きとノズルの扱い
複数種類を置く場合は、缶の商品名と使用後の終点を照合します。作業手順書には製品名と「RS=約1分正立後に約2秒」「ジンク=逆さでガスが出るまで」「耐熱ブラック=逆さで空吹き」を組にして記し、製品別の操作を確認できるようにします。
塗布中は3製品とも正立し、逆さにするのは使用後の空吹きです。噴射ボタンが動かないときは缶やノズルに無理な力を加えず、製品の取扱説明に従って販売元へ相談してください。
複数の缶を共用する現場では、商品名が見える状態で置き、使用後の空吹き手順を作業票や掲示で確認できるようにします。塗布中の姿勢と使用後の姿勢を分けて周知します。
参照:錆転換剤RS 製品情報、錆転換剤RS カタログ、ジンクスプレー 製品情報、ジンクスプレー カタログ、耐熱防錆スプレー 製品情報、耐熱防錆スプレー カタログ
