目的と商品記載から選ぶ比較表
3製品の公開資料に記載された用途を並べています。『金属用』などの大きな括りだけで、すべての部位に使えるとは判断しません。
| 製品 | 商品・カタログにある主な用途 | 選ぶときの入口 | 商品資料の特徴・数値 |
|---|---|---|---|
| MODZ | 錆びついたナット・ビスへの浸透、金属の回転部・摺動部の潤滑、防錆・防湿 | 固着部への浸透や、潤滑・防錆をまとめて確認したい | 二硫化モリブデン配合。浸透・潤滑・防錆の機能記載 |
| グリーススプレー | 機械・自動車・バイクのチェーン、ギア、ワイヤー、スプリング等 | 高耐久性グリースを対象の機械部へ使いたい | 200℃で軟化流出しない/滴点250℃以上/150℃×300時間の高温酸化試験でグリース状を維持 |
| スベリ剤 | 車・バイクのパーツ、敷居、引き出し、ファスナー等 | 滑りが気になる記載用途を確認したい | シリコンオイル。敷居・引き出し・ファスナー等の用途例 |
参照:MODZ 製品情報、MODZ 製品カタログ(PDFはMOZD表記)、グリーススプレー 製品情報、グリーススプレー カタログ、スベリ剤 製品情報
固着部への浸透と、機械部のグリースを分ける
MODZの商品説明とMOZD表記の掲載カタログは、錆びついたボルト・ナットの接触部など小さな隙間に浸透すること、二硫化モリブデン配合による潤滑、金属面の防錆・防湿を説明しています。錆びたねじや摺動部が対象なら、まずMODZの製品説明と対象部位を照合します。
グリーススプレーはチェーン、ギア、ワイヤー、スプリングなど金属回転部・摺動部を対象にし、高温下でもグリース状を保つ特徴があります。カタログは「200℃の高温下でも軟化流出しない」と表示し、滴点250℃以上、150℃・300時間の継続試験でもグリース状を維持したと記載しています。これらは商品資料にある性能表示・試験条件であり、あらゆる設備に共通する連続使用温度の上限を示すものではありません。対象部品の温度・負荷・使用条件を設備側の指定と照合します。
例として、固着したボルトやナット、ドアの蝶番などの浸透・潤滑を考えるなら、MOZD表記の掲載カタログに挙げられた用途を確認できます。チェーンやギアはMODZとグリーススプレーの双方に用途記載がありますが、前者は二硫化モリブデン配合の浸透・潤滑・防錆、後者は高耐久性グリースという違いを商品資料で見比べ、求める機能を決めます。
MOZD表記の掲載カタログは、車両のドア蝶番やキー穴、ジャッキなども用途例に挙げています。工場設備の回転部だけでなく、実際に扱う部位がどの用途例に近いかを確認して選びます。
参照:MODZ 製品情報、MODZ 製品カタログ(PDFはMOZD表記)、グリーススプレー 製品情報、グリーススプレー カタログ
滑りを改善したい部位は製品の用途範囲を確認
スベリ剤はシリコンオイルのスプレーで、商品情報は車・バイクのパーツ、敷居、引き出し、ファスナー等を用途に挙げています。滑りの改善を目的とする場合は、対象部位が案内用途に含まれるかを確認してください。
塗装工程が近い面、ゴム・樹脂部品、ブレーキなどは、スベリ剤の商品情報にある用途例と同じ条件とは限りません。対象部品の指定に従って使用可否を確かめ、周辺へ飛散させない作業では対象面と養生範囲も整理します。
参照:スベリ剤 製品情報
選定前にメモする3項目
作業対象を「回転部」「摺動部」「固着ねじ」「滑りが気になる部品」のように具体化し、商品ページ・カタログに記載された用途と照合します。用途の範囲に迷う場合は、部位・材質・使用条件を添えて問い合わせてください。既存の潤滑剤を使っている場合は、製品を重ねる前にそれぞれの取扱い表示を確認します。
- 動かしたい対象と症状(固着、摺動、異音、滑りなど)。
- 部位の材質・使用環境・既存の潤滑剤を分かる範囲で確認する。
- 商品ページまたはカタログに対象用途が記載されているか照合する。
参照:MODZ 製品情報、MODZ 製品カタログ(PDFはMOZD表記)、グリーススプレー 製品情報、グリーススプレー カタログ、スベリ剤 製品情報
