塗装開始とテープ貼付を工程で分ける
塗装開始の条件は「指触乾燥後、多少タックがあるうち」です。製品資料は塗装前の試し塗りも案内しています。塗装後にシーラー上へテープを貼る工程では、シーラーが完全硬化していることを確認してからテープ作業へ進みます。
| 工程の状態 | 製品資料の情報 | 作業判断 |
|---|---|---|
| 指触乾燥後・多少タックあり | 上塗り可能。塗装前に試し塗り | 塗料条件と試し塗りを確認して塗装 |
| 塗膜形成時間 約20分 | 技術データ値(DIN 53515) | テープ貼付時刻の目安にはしない |
| 硬化速度 約3mm/24時間 | 技術データ値(DIN 50014) | 施工厚・環境と硬化状態を確認 |
| 塗装後のテープ貼付 | シーラー完全硬化を確認後に実施 | 硬化を確認してからテープ作業 |
指触乾燥・塗膜形成・完全硬化は別の状態
指触乾燥は上塗り開始を判断する資料上の状態、塗膜形成時間は約20分と記された技術データ、完全硬化は塗装後のマスキング条件に使う状態です。資料は塗装開始とテープ貼付で異なる条件を示しています。
硬化速度の約3mm/24時間は、資料にDIN 50014と併記された技術データです。ビードの厚さや施工環境が異なる現場のテープ貼付時刻には一律に置き換えず、実際の硬化状態を確認します。
施工票に残す硬化確認の項目
完全硬化の確認を次の担当者へ引き継げるよう、シーラー名、施工位置、ビード厚、施工環境、塗料、テープ作業の予定を一枚に記録します。確認時刻と判断者も残します。
約3mm/24時間のデータは硬化速度を厚さで示しています。ビードの厚みが異なる場所を同じ経過時間だけで判断せず、厚みのある箇所も含めて硬化状態を確認し、施工厚と時刻を記録します。
- A-SMP 8700の色と使用資料の版
- 施工位置とおおよそのビード厚
- 施工時・確認時の現場条件
- 塗料名、上塗り時刻、テープ貼付予定
- 完全硬化を確認した時刻と担当者
テープ作業前の分岐表
塗装直後にテープ作業を予定している場合は、塗装開始条件とテープ貼付条件を作業票で分けます。塗料側にテープ使用の指定がある場合は、その条件も合わせて確認します。
製品資料が示すテープ条件は、シーラー上に塗装した後の貼付です。テープを別工程で使う場合は、塗装仕様書とテープの使用条件も作業票に加えて確認してください。
| 確認結果 | 次に進む作業 |
|---|---|
| 指触乾燥後でタックが残る | 試し塗りを行い、塗料の適用条件に沿って上塗り |
| 上塗り済み・シーラー未硬化 | テープ貼付を保留し、硬化状態を継続確認 |
| シーラー完全硬化を確認 | 塗料側条件も確認し、テープ作業へ |
| 状態・施工記録が不明 | 材料・厚さ・環境を記録して資料に照合 |
