先に、金属・樹脂・ガラスのどこに傷があるかを見る
車の外板は鋼板やアルミ、バンパーなどは樹脂、窓まわりはガラスというように、外から見える部位でも素材や修理工程は異なります。傷の位置と形を記録し、外板の塗装欠けなのか、樹脂表面の擦れなのか、ガラスの傷なのかを分けてください。材質が見ただけで分からなければ、無理に削らず補修先へ確認します。
塗装面の傷から錆が発生することがあるため、自動車メーカーは飛び石などの塗装傷を早めに補修するよう案内しています。ガラスに欠けやひびがある場合は、傷の場所が分かる写真を撮り、自動車ガラス専門店へ補修か交換かを相談してください。
| 傷がある場所 | 確認すること | 相談先の例 |
|---|---|---|
| 車体の塗装面 | 塗膜の欠け、金属露出、周囲の剥がれ | 販売店・板金塗装店 |
| 樹脂バンパー等 | 割れ、変形、表面の擦れ | 販売店・外装補修店 |
| 窓ガラス | 欠けやひびの場所と広がり | 自動車ガラス専門店 |
| 下回りの厚い被膜 | 傷の位置、浮き、内部の状態 | 整備工場の点検 |
金属が見える外板は、早めに補修方法を相談する
塗装が欠けて金属が見える場合、露出部の大きさや縁の状態を写真に残し、販売店または板金塗装店へ相談します。メーカーの取扱書も飛び石などで塗装面に傷がついたときの早めの補修を案内しています。錆がまだ見えなくても、傷をそのままにしてよいとは限りません。
自分で色を塗り重ねる前に、車体色、下地、既存塗膜に合う補修工程を確認してください。下回り用の防錆材や錆転換剤は、外装の色合わせや塗装欠けの補修一式を代わりに行うものではありません。
樹脂部品の傷を、鉄の錆と同じように扱わない
樹脂バンパーの表面傷や欠けは、金属外板の錆とは異なる状態です。塗装の有無、割れや変形、取り付け部の緩みを確認し、部品の状態に応じて外装補修店へ相談します。樹脂の傷に錆転換剤を塗っても、材質に適合した補修工程になるとは限りません。
部品の裏側や取り付け部は、外からの写真だけで判断しにくい箇所です。欠けが大きい、部品がずれている、走行中に接触する音がある場合は、見た目だけの補修をせず車両を確認できる工場へ点検を依頼してください。
補修後の洗車や手入れも作業店に確認する
補修を依頼したら、使った塗料や部品、洗車を再開できる時期、日常の手入れ方法を作業店へ確認します。塗装やコーティングの種類によって洗車方法が変わるため、メーカーも車両ごとの取扱書に沿った洗車を案内しています。
問い合わせ時は車種、傷の場所、撮影した写真、以前の補修歴を添えると相談が進みます。防錆材や錆転換剤を検討するのは、補修先が材質と工程を判断した後にし、下回りの補修と外板色の修理を混同しないようにします。