先に車種の取扱書で洗車の注意を読む
車の洗浄方法は、塗装やコーティングの状態、車体の構造によって注意点が変わります。トヨタは洗車方法について各車の取扱書を確認するよう案内し、エンジンルームへ水をかけない注意も示しています。まず自分の車の取扱書で「洗車」「高圧洗浄」「エンジンルーム」などの項目を探してください。
メーカーの取扱書に高圧ノズルの扱いが記載されている場合は、その車種の案内に従います。Hondaの一車種の取扱書にはノズルを車体から十分離す注意がありますが、その距離を他の車へ転用することはできません。
洗車場と車の条件を表で照合する
セルフ洗車場では、下回り洗浄の設備・メニューがあることだけで、自分の車に使えるとは限りません。車種の取扱書と洗車場の掲示が両方確認できるかを、作業前に見ておきます。判断に迷うときは高圧水を使わず、設備の係員や販売店に尋ねるのが確実です。
| 確認すること | 見る場所 | 確認できない場合 |
|---|---|---|
| 車種ごとの洗車・高圧水の注意 | 車の取扱書、メーカー案内 | 販売店に車種を伝えて確認する |
| 下部洗浄の対象車・操作条件 | 洗車場の掲示、設備の案内 | 下部洗浄を選ばず係員に聞く |
| 水を避けるよう指定された箇所 | 取扱書の洗車・開閉部・エンジンルーム欄 | エンジンルームは散水を避け、開閉部は近距離から当てず車種指定に従う |
配線や開口部へ近距離で吹き付けない
エンジンルームへ水をかけないよう案内する車種があります。吸気口には高圧水を向けず、ドアやボンネットなどの開閉部・シールの隙間は、車種ごとの取扱書に従ってください。水の浸入に注意が必要な開閉部へは、ノズルを近距離から向けないでください。配線やコネクターなど位置や防水仕様が分からない部分も、近距離で吹かないようにします。汚れが落ちないときは圧力や距離を自己判断で変えず、洗車場へ確認します。
車の下を直接見ようとして、車載ジャッキだけで支えた状態の下へ体を入れるのも避けてください。SUBARUの取扱書はジャッキだけで支えた車両の下へ入らないよう注意しています。下部を目視できず心配な場合は、設備のある工場に点検を依頼します。
参照:トヨタFAQ|洗車方法、Honda SHUTTLE HYBRID 取扱書|車外の清掃、SUBARU JUSTY取扱書|ジャッキ使用の注意
洗車後の確認と防錆施工は分けて考える
洗車後は、地上から見える範囲で水の残りや新たな異常がないかを確認します。下回りの隠れた箇所を確認するために自分で潜る必要はありません。洗車後も塗膜の浮きや錆が気になる場合は、部位の写真を撮り、整備工場で状態を見てもらいます。
日常の洗車は付着した汚れを落とす手入れです。防錆材を新たに塗る場合に必要な洗浄、油分除去、完全乾燥などは製品と施工条件に基づく別工程です。洗車直後に濡れたまま塗ればよいという意味ではありません。施工を検討する段階で、車種ごとの塗布禁止部位と材料の指定を確認してください。